オッズ

地方競馬の解体新書

地方競馬の解体新書(第13回・第2部)|前走の負け方と次走の値段:言い訳の付く負けは買われすぎているのか

前走で「展開が不利」「枠が不利」だった馬の次走の単勝回収率は59〜66%で、市場全体の68〜70%を下回る。「強い相手に僅差」「力上位なのに大敗」の馬は78〜83%。差は2018年以降に縮んでいる。大穴という集団と、締切前のオッズの動きもあわせて計測した。
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地方競馬の解体新書(第12回・第2部)|16年で地方の市場はどう変わったか:本命と大穴の回収率、名古屋と大井の逆向きの変化、古くなる学習

地方競馬の16年(2010〜2025年・21万レース)を確定オッズで年ごとに計測。1番人気の勝率と市場の精度はほぼ横ばい。30〜99倍の単勝回収率は55〜58%から68〜70%へ上昇。名古屋は固さが薄れ、大井は逆に固くなり、場ごとの差が縮んだ。
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地方競馬の解体新書(第11回・第2部)|複勝という券種:1番人気が3着から消えると配当はどう変わるか

地方競馬の複勝を2021〜2025年の60,242レースで計測。実効控除率は約24%で単勝より約3ポイント重い。1番人気が3着から消えると複勝配当の中央値は140円から230円へ上がる。結果で分ければ他の馬の複勝は100%を超えるが、1番人気のオッズだけで選んでも控除は超えない。
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地方競馬の解体新書(第10回・第2部)|確定オッズと買える値段:バックテストの回収率はなぜ上振れするのか

確定オッズで計算したバックテストの回収率は、実際に買える値段で測り直すと下がります。地方の「締切60秒前のオッズ」の中身は4分前の発表で、選んだ馬の値段は締切までに下がり、複勝では選ぶ値段の違いだけで12.86ポイント上振れしました。単勝と複勝の差と、バックテストを読むための点検表。
地方競馬の解体新書

地方競馬の解体新書(第9回・第1部の最終回)|情報の台帳 — 地方競馬で取れる情報・取れない情報・買える情報の一覧と、連載のまとめ

地方競馬で取れる情報と取れない情報(調教・馬場含水率・票数・コンピ指数・JRDB・出走手当・所属・脚質)を項目ごとに整理。連載「地方競馬の解体新書」第1部(全9回)の事実のまとめ。
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地方競馬の解体新書(第8回)|市場の構造と時間 — 控除・オッズ帯・プール間の関係・オッズが形になる時刻・締切の違い

地方競馬の実効控除率21.2%、オッズ帯別の回収率、複勝とワイドのプールの違い(同じ軸で−13pt)、馬連プールの独立性、朝一オッズが存在しない構造、締切は経路で決まること。事前登録した検証の記録から。
実験ログ

AIで回収率110%を目指す検証(第51回)|「単勝で買えばもっと儲かるのでは」を測ったら、想定外の答えが返ってきた

私たちの買い目はほぼ全部が複勝です。「同じ馬を単勝で買えばもっと儲かるのでは」という当然の問いを、3年分の確定オッズで測りました。答えはノー。ただし外れ方が想定外でした——「複勝が割安な馬は単勝では割高のはず」という理屈ごと外れ、割安な馬は単勝でも割安だったのです。市場は「プール間の歪み」ではなく「馬そのものの見落とし」をしていた。そしてこの機構理解が、探索6連敗の末に新しいセル(乖離×少頭数)を1つ生みました。
実験ログ

AIで回収率110%を目指す検証(第50回)|インサイダーの痕跡は1か月で腐る。3年間「決着せず」だった数字の正体

「前走で締切間際に一気に買われた馬」は次走で走る——この仮説は3年分のデータで+7.4ポイント、しかし信頼区間はゼロをまたぎ「決着せず」でした。決着させるにはJRA15年分が必要という計算で、行き止まりのはずでした。ところが「前走からの間隔」で3つに割った瞬間、数字は+29.8 / −6.5 / −37.5と綺麗に割れました。効果は消えていたのではなく、混ぜられていたのです。インサイダーの情報には賞味期限がある、という話です。
実験ログ

AIで回収率110%を目指す検証(第47回)|「回収率」の半分は万馬券のノイズだった。測る前に土俵を洗う話

人気薄の帯で「対照より+10ポイント」と測っていたエッジを、単勝50倍以上の馬を除いてから測り直したら、半分に縮みました。差の半分は、たまに当たる高配当複勝が作っていたノイズでした。では閾値は30倍か40倍か50倍か。「どの洗浄なら自分の成果が良く見えるか」で選んだら終わりです。エッジを一切見ずに、市場の構造だけから閾値を導いた記録です。
実験ログ

AIで回収率110%を目指す検証(第39回)|「回収率119%」は、私のバグが作り出したものでした

朝一オッズだけを材料に、回収率119%の買い目を見つけたと思いました。3年連続で100%を超え、独立した期間の検証も通りました。ところが数字が消えた原因を3回続けて取り違えたあと、本当の原因が分かりました。払戻の計算に、締切のオッズではなく朝一のオッズを使っていたのです。同じ日に「朝一オッズは価格ではない」と自分で測っておきながら。