地方競馬の市場について当方が測った事実を、中央競馬と比べながらまとめた連載です。第1部(第1〜9回)は市場の地図、第2部(第10〜15回)は直前オッズで測り直した検証です。第1回から順に読むのがおすすめです。 第1回はこちら
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(番外編)|複勝の「転がし」の算術:1,000円を10,000円にする挑戦と、目標を下げても勝ちにならない理由
地方競馬の複勝1.2〜1.6倍で、1,000円を全額ずつ転がして10,000円を目指すとどうなるか。229開催日の実際の払戻で模擬すると、成功は60周に1周、周の回収率は21%でした。目標を2倍に下げても52%です。転がしは1回あたりの回収率を回数分かける仕組みであることを、数字で確かめます。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第15回・第2部の最終回)|第2部のまとめと、当方の価格モデルの前向き検証の公開方法
第2部(第10〜14回)で測った地方競馬の市場の事実を一枚にまとめます。そのうえで、当方の価格モデルの考え方と、買い目を締切後から発走前までに X へ投稿し、結果を毎日ブログで公開する前向き検証の方法を説明します。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第14回・第2部)|回収率はどこまで信じられるか:点数と区間、12年の前向き検証、先読みの漏れ、一度だけ開ける保留期間
回収率の数字はどこまで信じられるか。150開催日で証明できる差は単勝で22〜27ポイント、12年のうち100%を超えたのは5年、確定オッズで作った入力で110.98%が判定時点で83.07%に。当方自身の検証を材料に、回収率の主張を点検する6項目をまとめます。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第13回・第2部)|前走の負け方と次走の値段:言い訳の付く負けは買われすぎているのか
前走で「展開が不利」「枠が不利」だった馬の次走の単勝回収率は59〜66%で、市場全体の68〜70%を下回る。「強い相手に僅差」「力上位なのに大敗」の馬は78〜83%。差は2018年以降に縮んでいる。大穴という集団と、締切前のオッズの動きもあわせて計測した。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第12回・第2部)|16年で地方の市場はどう変わったか:本命と大穴の回収率、名古屋と大井の逆向きの変化、古くなる学習
地方競馬の16年(2010〜2025年・21万レース)を確定オッズで年ごとに計測。1番人気の勝率と市場の精度はほぼ横ばい。30〜99倍の単勝回収率は55〜58%から68〜70%へ上昇。名古屋は固さが薄れ、大井は逆に固くなり、場ごとの差が縮んだ。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第11回・第2部)|複勝という券種:1番人気が3着から消えると配当はどう変わるか
地方競馬の複勝を2021〜2025年の60,242レースで計測。実効控除率は約24%で単勝より約3ポイント重い。1番人気が3着から消えると複勝配当の中央値は140円から230円へ上がる。結果で分ければ他の馬の複勝は100%を超えるが、1番人気のオッズだけで選んでも控除は超えない。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第10回・第2部)|確定オッズと買える値段:バックテストの回収率はなぜ上振れするのか
確定オッズで計算したバックテストの回収率は、実際に買える値段で測り直すと下がります。地方の「締切60秒前のオッズ」の中身は4分前の発表で、選んだ馬の値段は締切までに下がり、複勝では選ぶ値段の違いだけで12.86ポイント上振れしました。単勝と複勝の差と、バックテストを読むための点検表。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第9回・第1部の最終回)|情報の台帳 — 地方競馬で取れる情報・取れない情報・買える情報の一覧と、連載のまとめ
地方競馬で取れる情報と取れない情報(調教・馬場含水率・票数・コンピ指数・JRDB・出走手当・所属・脚質)を項目ごとに整理。連載「地方競馬の解体新書」第1部(全9回)の事実のまとめ。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第8回)|市場の構造と時間 — 控除・オッズ帯・プール間の関係・オッズが形になる時刻・締切の違い
地方競馬の実効控除率21.2%、オッズ帯別の回収率、複勝とワイドのプールの違い(同じ軸で−13pt)、馬連プールの独立性、朝一オッズが存在しない構造、締切は経路で決まること。事前登録した検証の記録から。
地方競馬の解体新書 地方競馬の解体新書(第7回)|騎手・調教師・馬主 — 寡占の度合い、成績の持続性、乗り替わりの方向(中央競馬との比較・2021〜2025年)
地方競馬の騎手・調教師・馬主の寡占度を場ごとに計測。上位5騎手で勝利の半分、馬主1者で4割の場も。複勝回収の持続性は中央の2倍。上位騎手への乗り替わりは地方で最も強く、降格は最も弱い。
